自宅の庭に植栽スペース作ったけど水はけが悪くて植物が育たない
水をあげたあと土が乾くのが遅くて植物に元気がない
雨が降ったあと水たまりができて数日たっても湿っている
土壌改良ってなにすればいいの?
その悩み、この記事でずばっと解決できるハズ!
この記事では水はけの悪い土を水はけの良い土に土壌改良する方法を紹介します
結論はこの2つ
土を団粒構造にする
土壌改良をやってみたい方はコチラ
もみがら・硫安・超カルスNC-Rを入れ混ぜて水をかける
(ヤシの実チップを入れると排水性UP)
(土の下に軽石入れると排水性UP)
外構屋さんに依頼
ガーデニング初心者さんにはこちらがオススメ
土壌改良には時間がかかるためお花植え付けの適期を逃してしまいます
土をまるっと入れ替えて植栽ベースを作ってもらいましょう
最近は無料見積もりで簡単に費用がわかるサイトがあるので「いくらくらいするの?」を気軽に聞いてみましょう。見積もり後、断りにくくてもお断り連絡の代行もしてくれます☆(もちろん営業電話来ないです)
外構の見積もりサイト⇒リフォームするならリフォームガイド
団粒構造ってなに?なぜこの資材がいいの?などを図解を使いながらわかりやすく解説していきます☆
土の基本「水はけが良い土とは?」「水はけが悪い土とは?」についても解説します
(絵は上手ではありませんが植物への愛のこもった図解です笑)
私自身お庭の土壌改良がしたくて土壌改良法をネットで調べましたが結局何をすればいいのかよくわかりませんでした
企業や農林水産省などの文献を読み調べた結果、土壌改良させる仕組み(理屈)がはっきり理解できて効率よく土壌改良を行うことができました
今では自宅のわずかな植栽スペースですが元気に植物が育っています
鉢の土の再生にも使える方法です
仕組みがわかると土壌改良も楽しくなります
ぜひ、土壌改良もふくめたガーデンライフをたのしみましょう♡
と、言うものの土壌改良は時間がかかります
好きな植物、お花をすぐに育てたい!枯らしたくない!そんなときは業者に依頼するのが早くて確実です
この記事の下部でも紹介しています
☆こちらタップで下部に移動します☆
・ 植物が元気に育つ「水はけの良い土」とはどんな土なのか
・ 植物が育ちにくい「水はけが悪い土」とはどんな土なのか
・ 水はけを改善するための土壌改良方法
目次があります
気になる項目をタップするとそのページに飛びます
水はけの良い土・悪い土とは
ずばり!水はけの良い土・水はけの悪い土とはこんな土です!
どん!
なんとなくイメージは伝わったでしょうか
では詳しく解説していきますね
水はけの良い土ってなに?
植物が育ちやすい「水はけの良い土」とはずばり「隙間がたくさんある土」です
隙間?
どういうこと?
植物が元気に育つためにはこの3つが必要です
① 水
② 栄養
③ 空気(酸素)
③空気(酸素)を植物の根に与えるためには土の中に隙間がたくさん必要なのです
土の中の根っこにどうやって空気を与えるの?
水や栄養は水やりや肥料をあげればいいけど「空気」ってあげるイメージないよね
こういうことなんです
土の中に隙間があいていると水やりと同時に自然に空気は入ってきます
水はけの良い土とは土の中に隙間がたくさんあり空気が入りやすい土なんですね
水はけの悪い土ってなに? 粘土質ってどういうこと?
では「水はけの悪い土」とはどんな土なんでしょうか
雨が降った後に水たまりがたくさんできる土!
土の中に隙間がない土
隙間が少ないと水も空気も入りにくいよね
なんで隙間がないんだろう?
すばり!「土の粒が小さすぎるから」です
小さすぎて隙間ができないんですねぇ
「水はけが悪い土」というのは「土の粒が小さくて隙間のない土」。
隙間がない=空気(酸素)入りにくいのです
粘土質の土も同じことなの?
その通り!
粒の小さい土のことを粘土質と言ったりします
学術的には粒の大きさでこんな分け方をしています
分け方 | 1粒の大きさ |
礫(つぶて) | 2mm以上 |
粗砂 | 0.2mm~2mm |
細砂 | 0.02mm~0.2mm |
シルト | 0.002mm~0.02mm |
粘土 | 0.002mm以下 |
ガーデニングしてて実際に粒の大きさを測って「これは粘土ですね」「これはシルトですね」なんてする方はいないと思います(笑)
ちなみに髪の毛の太さは0.08mmくらいです
1本の髪の毛を40等分に分けると0.002mmくらいになります 想像つかないですね笑
水はけが悪いとどうなるの?
水はけの悪い土で植物を育てるとどうなるのでしょうか
植物が元気に育つために必要なものはこちらでしたね
① 水
② 栄養
③ 空気(酸素)
水はけの悪い土では③空気(酸素)が入りにくいので植物が弱ってしまいます
具体的にはこんな症状になります
・ 根腐れ
・ 病気
根腐れ
植物は根っこから水、栄養、空気(酸素)を吸っています
水はけの悪い土は常に湿った状態になっているので根っこが腐ってしまいます
根腐れが起きると植物がしおれてきたり、葉が黄色くなってきたりして枯れてしまいます
病気
「立ち枯れ病」という病気になって枯れてしまいます
土の中が常に湿っていると菌が繁殖しやすくなり植物に菌がくっつき枯れてしまいます
水はけを良くするための土壌改良方法
水はけの悪い土を水はけの良い土にかえるには土の中に隙間を作ってあげればいいんだね!
YES!
「土壌改良」といっていろいろな方法があるよ!
家のお庭でできる土壌改良の方法を説明するね
水はけを良くする=土の中に隙間をつくるための3つの作戦
- 作戦① 団粒構造にする
-
微生物の力で土を団粒化
もみがら・硫安・超カルスNC-R、水をあげる
- 作戦② 排水性の良い資材を混ぜる
-
即効性あり
もみがら・ヤシの実チップ・バークたい肥・パーライトなどを入れる
- 作戦③ 土の下に軽石をたくさん入れる
-
20~30cm掘り起こして底に軽石を入れて水・空気の道をつくる
1つでもよいですが3つともやると効果も大きくなります
それではひとつひとつ詳しく解説します
作戦①団粒構造にする
解説が少し長いので先にやり方をお伝えします
このステップでやると土が団粒構造になり土の中に隙間ができます
もみがら:1kg/1坪 (約350g/1㎡)
硫安:120g/1坪(約40g/1㎡)
いわゆる「微生物」です
鉢からでるくらい。お庭の場合もたっぷりかける
お庭の場合は晴れが続くときを狙って行う
水がかかりすぎると腐ってしまうため
詳しく説明しますね
団粒構造とは
難しい言葉がでてきましたがこういうことです
① 小さい粒と小さい粒がくっついて1つのカタマリになる
② このカタマリがたくさんでき、カタマリとカタマリの間に隙間ができる
お餅をごはんにするイメージです
お餅の中は餅が詰まっていて隙間がないですが
茶碗に盛られたご飯の「粒」と「粒」の間に隙間があります
ご飯粒のように1つ1つのカタマリにしてあげることで隙間ができるのです
お餅を手でちぎりながら1粒1粒分けていくの?
すごく大変・・・
そこで登場するのはこちら!
微生物くんです
土の中には微生物がいてこの微生物が元気に働いてくれると小さな粒同士をくっつけてカタマリにしてくれます
微生物に働いてもらうためには
ずばり、微生物にご飯をあげることです
微生物って何食べるの?
「”分解される前”の有機物」と「窒素」だよ
・ もみがら
・ バーク(樹木)
・ 植物残渣
・ 生ごみ などなど
微生物は有機物を分解することで膠様(こうよう)物質を出し、これが接着剤となり粒と粒を接着し団粒構造になっていきます
既に分解されている完熟たい肥(完熟牛糞など)では効果が薄いので必ず分解前の有機物を入れてあげましょう
・ 硫安
微生物が有機物を分解するときに必要なエネルギー。土の中に「窒素」成分だけでは足りないので「硫安」を入れて補ってあげましょう
園芸資材としてホームセンターなどでも販売しております
微生物に”もっともっと”働いてもらうためには
できるだけ早く団粒化させるためには微生物にたくさん働いてもらう必要があります
その方法とは
「微生物ををたくさん投入すること」です
え!?微生物って入れれるの?
そうなんです
実は、微生物って売っているんですよ!
その資材がコチラ
超カルスNC-R
微生物って聞くと少し怪しく思われるかもしれませんが全然怪しくないです
(というと余計怪しく感じますが・・笑 大丈夫です)
カルスNC-Rという資材は約50年前から販売されていて農家さんにも使用されています
この超カルスNC-Rは2023年に発売された新製品
かなり人気商品で欠品していたくらいです
生きている微生物なので「消費期限」があります
期限を過ぎると効果が落ちますのでご注意ください
微生物をより活性化(元気)にさせるために「米ぬか」を入れる方法もあります
ただし米ぬかはお住いの地域によっては手にいれづらかったり使いきれずにおいておくと虫がわいてしまう恐れがあるので管理が大変です
超カルスNC-Rでは米ぬかなしでも効果が発揮されるのでオススメ
作戦②排水性の良い資材を混ぜる
作戦②も同時に行うとより効果的です
排水性の良い資材とは水や空気が通る隙間が空いた資材です
・ もみがら
・ ヤシの実チップ
・ バークたい肥
・ パーライト などなど
こういった資材を混ぜ込むことで土の中に隙間をつくることができます
特に有機物である「もみがら、ヤシの実チップ、バークたい肥」は微生物のご飯にもなります
土全体の1割程度入れるとよいでしょう
作戦③土の下に軽石をたくさん入れる
水が流れる専用道路を作ってあげるイメージです
土壌改良している土の下にも粘土質の土が続いているかもしれません
鉢と同じ様に鉢底石を入れる方法が効果的(広いお庭では大変なので範囲限定で行うのがおすすめ)
手順はこちら
一般的な草花や家庭菜園の場合は20~30cm程度の深さを土壌改良しておけば十分です
4~5cm程度の敷き詰めましょう
たくさん敷き詰めたほうが効果大です
戻した土の分だけを土壌改良すればOK
特殊作戦:土の量が多くないなら 細かい土を取り除く
土壌改良したい土が少ないならこの方法もおすすめ
土をふるいにかけて細かい土を取ってあげればすぐに水はけの良い土になります
ふるいは「細目」を使えばOK
早く確実に行うには プロに任せる
今すぐ植物を育てたい!
土つくりに時間かけたくない!
確かに、土壌改良には時間がかかります
その間にお花や植物を植え付ける適期を逃がすと悲しいよね
そんなときは外構屋さんに依頼して土を入れ替えてもらうと早くて確実!
土が原因で失敗する心配はなくなるし、
合わせてベースの植栽をしてもらえば一気におしゃれな雰囲気をつくれます
とはいえ気になるのは費用
外構屋さんにお願いするのもありだけど費用次第
費用だけ知りたいけど見積もりもらっちゃうと断るのが大変そう・・・
ざっくり費用だけ知りたいときはネットサービス利用するのがおすすめ
外構見積もりサイト「リフォームガイド」
見積もり無料、営業電話もないので「こうゆう場合はいくらくらい?」が気軽に聞けます
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おまけ:そもそも土って何?
そもそも「土」ってなんなの?
超かんたんに図解です
どうぞ
こんな感じです
噴火して出てきたマグマが冷えて固まって、それが動植物とともに風化し土になるんですね
風化する時間が長いほど細かく小さな土になります
私たちの生活に欠かせない土は数万前から徐々に風化して作られたモノと思うと愛おしく思えますね(私だけでしょうか・・・)
ちなみにマグマが固まったものを花崗岩(かこうがん)や御影石(みかげいし)と言います
このような天然石は資材として販売しています
これを買って陽や雨のあたる玄関先においておけば1万年後くらいには土っぽくなっているかもしれません(笑)
マグマが冷えて固まったものを「火成岩」と言います
花崗岩はこの火成岩の一種です
まとめ
この記事では水はけの良い土、悪い土の解説と土壌改良の方法を解説しました
① 水
② 栄養
③ 空気(酸素)
水はけの良い土とは「土の中に隙間がたくさんある土」
水はけの悪い土とは「土の粒が小さくて隙間のない土」
・ 根腐れ
・ 病気
水はけの悪い土の土壌改良方法
- 作戦① 団粒構造にする
-
微生物の力で土を団粒化
もみがら・硫安・超カルスNC-R、水をあげる
- 作戦② 排水性の良い資材を混ぜる
-
即効性あり
もみがら・ヤシの実チップ・バークたい肥・パーライトなどを入れる
- 作戦③ 土の下に軽石をたくさん入れる
-
20~30cm掘り起こして底に軽石を入れて水・空気の道をつくる
仕組みがわかると土壌改良も楽しくなります☆ぜひ試してみてください
「自分ではちょっとやりきれない・・・」というときは外構屋さんに相談してみるのもアリです☆
お庭にアクセントが欲しい方はぜひ土の母、花崗岩を置いてみてください(笑)
土のもととなる岩石などを母岩といいます
まさに土の母親ですね
農林水産省のWebサイトからいろいろと勉強させていただきました
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/ntuti4.pdf)
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