初心者もできた!バラ(木立樹形/リラ)新苗の育て方と成長記録(剪定も)+必要資材

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バラって憧れるけど難しそうで育てたことないんだよね

”新苗”なんてさらに難易度上がるでしょ?初心者には無理!やめたほうがいいんじゃない?

バラ初心者というか未経験だけど新苗買って育ててるよ!

もちろん失敗もあったけど、仕事や家事育児の合間でも楽しみながらできたし子供と一緒にバラの香りに癒されてるよ♡

新苗:2023年4月27日の様子
半年でここまで成長しました 2023年11月9日

今回はバラ新苗からの成長の様子やお世話内容、必要資材、失敗談、お世話の時間などを解説します

バラの新苗は日々どんどん成長していきます。植物が大きくなる様子やみずみずしい新芽に触れたり、開花後の香りに癒されたり、いろいろな”ときめき”を感じられます♡

ガーデニング初心者、バラ未経験の私でも育てられました!ぜひ一緒に育ててみましょう

新苗の購入に悩まれている方、新苗を購入して育てている方に少しでも参考になれば幸いです

記事のボリュームがかなり大きくなってしまったので
下の「目次」の知りたい項目をタップ(クリック)するとのそのページに移動します

今、知りたい情報を都度見てみてくださいね

開花したバラのドライフラワーの作り方などもご紹介しています
よければこちらもどうぞ↓

バラ(リラ)のドライフラワー

ふとお庭を見渡すと「あれ、なんだか思ってた庭と違う・・・」そんなことを感じた経験ないでしょうか?
草花だけでなくお庭全体を「素敵!」「おしゃれ!」にするお手軽な方法を紹介している記事もどうぞ↓

目次

育てたバラの品種

今回は、ロサオリエンティスのバラ「リラ」を育てました

「リラ」を選んだ理由は、この通り

  • 大きく育ちすぎずコンパクトにまとまる「木立樹形」
  • 病気に強く、月1回の農薬散布のみでOK
  • きれいな藤色で香りもある

初めてのバラということもあり、初心者向けの品種を選びました

バラ新苗を育てる年間スケジュールとお世話時間

新苗を購入してからざっくり1年間のお世話内容をかき出しました

お世話にかかるおおよその時間も書いてみました☆
参考にしてみてください

私自身、今回が新苗を育てるのは初めてなので1月以降のお世話はまだ未体験です・・・笑
(この記事を書いているは2023年12月)

このスケジュールを違うところが出てきたら修正していきますね!

バラの絵が描いてあるところは「開花」する時期です♡
自分にして可愛く描けたと思います

バラ新苗の育成流れとお世話時間

新苗を育てるために必要なモノ(道具・材料)

新苗を育てるため私が購入した資材をまとめした

育て方によっては必要ないものもあります

私は心配性なのでいろいろと専用資材を購入してしまいましたがもっとお値打ちな資材もありますので一例としてみてくださいね

資材一覧

数が多いので一覧表にしました
参考に私が購入した品名と参考金額も書いています

それぞれの詳細は表の下に写真つきで紹介します

楽天市場のページもつけておきます

必要資材私が購入したもの価格(おおよそ)
6号鉢6号角深鉢約200円
8号鉢8号角深鉢約800円
培養土プレミアローズ培養土 15kg約1,300円
化学肥料バラの家IB肥料 700g約600円
有機肥料プレミアローズセレクション オーガニック肥料 1kg約1,000円
はさみステンレス小枝切はさみ約1,000円
剪定はさみアルス ミニチョキ130DX約2,000円
殺虫殺菌剤ベニカXガード粒状 250g約1,000円
殺虫殺菌剤ベニカXネクストスプレー 1000ml約1,500円
殺虫殺菌剤花いとし 1000ml約1,000円
鉢底石鉢底石約500円
新苗を育てるために必要な資材

全部買うと、約10,900円

必要なものだけ買うと、約6,900円

資材の詳細

6号サイズの鉢 【必要】(6号角深鉢 約200円)

新苗が届いたらすぐに植え替える鉢です
新苗には6号サイズが適しています(1号=3cm、6号なので直径18cm程度の鉢です)

私が購入した「6号角深鉢」はバラ用に作られた鉢で底面に穴がたくさん開いていて段差もあるため排水性が良い構造になっています
メリットは鉢底石がいらない!ということ。

一般的な鉢では鉢底に鉢底石を入れて排水性をよくする必要がありますがこの手間がなくなるのは助かります

8号サイズの鉢【必要】(8号角深鉢 約800円)

梅雨時期に6号鉢からこの8号鉢に植え替えします

新苗からいきなり8号鉢に植えてしまうと土が多すぎで水と空気がうまく吸収できず成長しにくくなりますので、新苗→6号鉢→8号鉢 と順番に鉢増ししていきます

培養土【必要】(プレミアローズ培養土 15kg 約1,300円)

15kgが1袋あれば開花までの鉢増し分含めて足ります

土は本当にいろいろな種類があり奥が深いです
調べていくと面白いですが、まだあまりわからないという方はバラ専用土を購入すればOK!

私もバラ専用の培養土を購入しました
ホームセンターなどでもう少し安価な培養土なども販売しています

化学肥料【必要】(バラの家IB肥料 700g 約600円)

綺麗な花を咲かせたいので肥料は必要

月に1回、肥料をまきます

有機肥料【無くてもOK】(プレミアローズ オーガニック肥料 1kg 約1,000円)

化学肥料だけでも育ちますが有機肥料を使うことで土の中の微生物が活性化して
土の中で水・空気・栄養がとりこみやすい状態を作ることができます

中身はこんな感じ

オーガニック肥料の中身
ニーム、キトサン、海藻ミネラルなど

これまたバラ専門店から購入。
オーガニック肥料はじっくりゆっくり効くタイプの肥料。バラ以外にもつかえてかなり重宝しています。

はさみ【必須】(ステンレス小枝切はさみ 約1,000円)

細い枝などをカットするときに必要
先端が鋭いのでカバー付きが安心で◎

剪定はさみ【必要】(アルス ミニチョキ130DX 約2,000円)

茎が成長して太くなると普通のはさみでは切りにくくなるので専用のはさみが必要になります
普通のはさみでも切れますが茎の切り口がつぶれるとそこから病気などになりやすくなります

殺虫殺菌剤【無くてもOK】(ベニカXガード粒状 250g 約1,000円)

土にまくタイプの殺虫殺菌剤
次に紹介するスプレーと併用しました

殺虫殺菌剤【スプレータイプ2種類あると安心】(ベニカXネクストスプレー 1000ml 約1,500円)

月に1回、葉の表裏に散布します

殺虫殺菌剤【スプレータイプ2種類あると安心】(花いとし 1000ml 約1,000円)

同じ殺虫殺菌剤を使用しているとバラに抵抗力がつきやすいので、薬剤の異なる2種類を交互に使用しました

鉢底石【鉢の種類によっては不要】(約500円)

今回私は使っていませんが、使用する鉢の鉢底に排水穴が1つしかない場合など、排水性があまりよくない場合はこのような鉢底石が必要になります

新苗が届いたらすぐに行うこと

新苗を購入し手元に届いたらまずは[ソフトピンチ]、[鉢増し]を行いましょう

ソフトピンチ

購入した苗に開花した花や蕾がついていたらとってしまいましょう

蕾がついていると栄養が蕾に集中してしまい、株(バラ本体)が成長しにくくなります
秋、春の開花時期にボリュームを出すためにまずは株に栄養を集中させましょう

蕾であれば指でつまんでポキッとひねるだけで簡単にとることができます

私の場合は新苗届いたときに蕾が1つ、ついていたので指でポキッととりました

2023年4月27日 新苗が届いたときの様子
蕾が1つ、ついていました

こんな感じに蕾をとっていくことを「ソフトピンチ」と言います
開花までの間、日々ソフトピンチを行っていきましょう!

鉢増し(植え替え)

購入した苗を6号サイズの鉢に植え替えます

新苗は小さなポットに入っていてこのままだと鉢の中が根っこだらけになり水分、酸素、栄養がとりにくくなり上手に成長してくれません

ネットで注文された方でも、店舗で購入された方も新苗が手元に届く5月ごろからどんどん成長していきます

鉢を一回り大きくして育ちやすい環境をつくっていきましょう

植え替え前の注意Point!

接木部分は触らない。接木テープははがさない

新苗は接木という方法でバラの芽を別の植物に接着させているためそこに強い力が加わると外れてしまいます

②接木部分は土に埋めない

接着部分から菌が入り病気になる恐れがあるため地上に出しておきます
※一部のバラでは埋めてOKとしている品種もあります。このあたりは購入した苗の説明書き等を確認してみましょう

③根は触らない

新苗をポットから抜いたとき、根っこをほぐしたりさわったりしないようにしましょう
今から成長しようとしているときに触られるとバラにストレスがかかってしまいます

鉢増し手順

図解です!どうぞっ!

①から④まで、順番に行いましょう!鉢底石を入れる場合は一番初めに入れます

鉢増しの手順(図解)

最後にお水をたっぷり、やさしくあげましょう

毎日行うこと

新苗を育てるために毎日おこなうことはこの3つ

水やり

植物にお水は必須です 毎日お水をあげましょう

日当たりが良いところで排水性の良い培養土を使用していればこの5月くらいからは毎日お水をあげて問題ないと思います

植物はお水を上げることで水分補給をしていますが、酸素も補給しています
お水を上げた後、土が乾いてくるとそこに空気が入り酸素をとりこみます

水と酸素を取り込むイメージ図

土が乾く前にお水を上げすぎてしまうと「水」はあるけど「酸素」がない状態になってしまいうまく成長できません

お水は鉢底からお水が流れ出るくらいたっぷりあげましょう

私は毎朝仕事前に行っていました。どうしても時間がないときは夕方に行っていました

ソフトピンチ

新苗が届いたときに行ったソフトピンチ

これからもどんどん蕾がでてきますので株を大きくするためにどんどんピンチしていきましょう

毎朝お水をあげるときにチェックして見つけたら手でポキッととってあげます

蕾ができている様子
ピンチした蕾たち

観察・成長にときめく♡

新苗はほんと成長が早く日々大きくなっていきます

新芽の葉はとても”うるうる”でほんとかわいいです

いつも新しい葉を見つけては触ってうるおいを感じていました♡

新しい葉はみずみずしてくて触ると気持ち良い
成長する茎と葉の様子 私は成長途中の茎が大好き
新芽の様子

毎月行うこと

バラの品種によりますが、私が育てている「リラ」はこの2つを行いました

薬剤散布

バラの品種によっては、半年に1回の薬剤散布でよいものもあります
私が育てている「リラ」は月に1回薬剤散布することできれいな葉を維持できます

育成手間を減らすためにも病気に強い品種を選びましょう!
手間のほか、薬剤の購入費用も抑えられます
おすすめは「半年に1回or月に1回の薬剤散布でOK」のバラたちです。

定期的な薬剤散布をすることで病気を防ぎます
病気になると葉の色が変色したり株が弱ったりしてきれいな花が咲いてくれません

薬剤散布の方法

葉の表面と裏面にたっぷり(葉から液がしたたり落ちるくらい)散布します

薬剤散布した後の葉の様子 葉全体にスプレーして湿っています

心配性な私はスプレータイプのほか、土にまくタイプも併用していました
「ベニカXガード粒状」殺虫作用+病気の予防に効果あり

追肥

春から秋の時期は月に1回、追肥といって肥料をあげます
(主に5月~11月)

バラの株を大きく成長させてきれいな花を咲かせるためには肥料による栄養が必要です

私は毎月第1週目の週末、お仕事がお休みの日の朝に行っています

使用した肥料はこちら 化学肥料と有機肥料を偶数月、奇数月に分けて交互に使用しました

①化学肥料 バラの家IB肥料

化学肥料 バラの家IB肥料

化学肥料はこの白い球から栄養が溶け出します

肥料を上げてから栄養が植物に吸収されるまでの時間が比較的早いのが特徴です

土の表面にある白い球が化学肥料 15粒くらいまんべんなく置きます

②有機肥料 プレミアローズオーガニック肥料

有機肥料 プレミアローズオーガニック肥料

有機肥料は、土の中の微生物を活性化させることで植物に栄養をじっくりゆっくり与えるタイプです
栄養を与えるだけでなく土がふかふかになり水・酸素も吸収しやすい土にしてくれます

化学肥料のみで育てることもできると思いますが、より成長してほしいと思い私は有機肥料も使用しました

成長に合わせて行うこと+月ごとの様子

「毎日行うこと」と「毎月行うこと」は忘れずに行っていきましょう!

あとは、バラの成長に合わせて行うお世話があります

成長の様子とともに見ていきましょう⭐︎

6月・7月の様子

2023年6月4日の様子

株が大きく成長していますね

毎月の薬剤散布、追肥は忘れずに行っていきましょう!

葉に異変がありました

葉に黒い点を見つけた

葉の表面や裏面に少しだけ黒い点が見えます

葉にポツポツと黒い点がある

このようになっている葉の数は2~3組程度でしたのでそのまま様子を見ていたら
特に広がることもなく収まりました

新芽の先端も一部黒色になっていましたがこちらもそのまま放置で問題ありませんでした

新芽の先端も黒っぽい

葉焼け 葉の先端がパリパリに

7月 葉の一部が葉焼けしてしまいました

葉のまわりが赤めに変色し質感がパリパリになっています

葉焼けした様子①
葉焼けした様子②

おそらく水不足+西日が強く当たっていたからだと思います

西日が当たりにくい場所に変更して、暑い日は水あげを朝夕の2回行うようにしました

それ以降は葉焼けはしなくなりました

一度葉焼けした葉は元に戻らないのでとってしまいます

7月ごろ ベーサルシュートの剪定

元気が良くぐんぐん伸びる芽のことを「ベーサルシュート」と呼んでいます

両側からベーサルシュートらしき枝が出ている 2023年6月27日

このベーサルシュートをうまく剪定してあげるとバラ全体の雰囲気(樹形)をきれいに整えることができます

バラは切ったすぐ下のわき目から新芽を出します。
ベーサルシュートは出てくる新芽も元気が良いので切る場所によって樹形がかわります

切ったすぐ下のわき目が内側に向いていると新芽が内側に伸びていきコンパクトな樹形に
切ったすぐ下のわき目が外側を向いていると新芽が外側に伸びていきよりボリュームが出ます
※伸びた枝が密になりすぎないようにしましょう(風通しよく~)

また剪定後に2~3個の新芽がでるので枝数が増えて株のボリュームも出すことができます

私は初めのころ「どれがベーサルシュートなんだ?」「これ?どれ?」とわかりませんでした。
でもそのまま放置しておくとほんとに元気に育つのでイヤでも目につくようになりました笑。
バラを育てるのが初めての方も同じように少し待っているとどれがベーサルシュートかわかると思います。

私の場合、6月下旬ごろにベーサルシュートが2~3本程度出てきました

とりあえずほかの枝より少し低い位置で剪定しました

剪定したベーサルシュート と思われる枝
ベーサルシュート剪定後の様子

頂芽優勢

バラの特性です

一番高いところの枝がどんどん成長し芽を出していく特性です

ベーサルシュートをそのまま放置しているとそのベーサルシュートが一番高い枝になり
そこだけ蕾ができて、株元は成長せずアンバランスな樹形になってしまいます

この「頂芽優勢」を意識しながら剪定するだけで雰囲気のよりバラの形に育てることができると思います

といっても私は剪定がうまくいきませんでした・・・。

後ほど11月の様子あたりで開花時の写真がでてきますが樹形がなんだか乱れてしまいました
この反省を活かして来年5月の開花時期には綺麗な樹形にしていきます!

ベーサルシュート剪定後の様子

剪定から5日間がたちました

さっそく剪定した下のわき目から新芽が芽吹いていました

ピンク丸が剪定したところ すぐ下のわき目から新芽が出てきました
剪定したすぐ下から新芽が出ています

なんだかこの生命力に感動です 新芽かわいい

梅雨明け前に鉢増し

梅雨明け前後で8号サイズの鉢に鉢増しをします

雨の多い梅雨の最中ですが梅雨明け後からさらに成長が進みますのでこのタイミングで行いましょう!

前回の鉢増しから約2か月半がたちました
順調に大きく成長していますね

2023年7月19日の様子
株元 たくさん生えてますね

毎月のソフトピンチと追肥によって株が大きくなっています

使用した鉢は「8号角深鉢」
前回使用した「6号角深鉢」と同じで鉢底石がいらないタイプです

左側の鉢が「8号角深鉢」

鉢増しの手順

鉢増し手順(図解)

指の間に台木部分を挟みながら鉢をひっくり返し株を抜きます
※台木より上は触らないように・・(台木とバラの枝を接着させている接木部分が折れやすいため)

根の様子①
根の様子②

①8号角深鉢に培養土+元肥としてプレミアローズオーガニック肥料をスプーン4杯ほど入れよく混ぜます
②根っこが直接元肥に当たらないようその上に培養土のみを2cmほど入れます
※根っこが成長しなら元肥に当たっていくと成長しやすい

③鉢から抜いた株を置き、④隙間に培養土を入れる
土の量は鉢の上から3cmくらい下までにする。 水がたまるスペース欲しいため
鉢を軽くトントンとして、土表面が少し下がったら土を足してあげる

⑤お水をたっぷりあげる
やさしくあげます 水流が強いとせっかくふんわり入れた土が乱れてしまいます

鉢増し後

8月の様子

今月は、オーガニック肥料、ベニカXガード粒状、ベニカXネクストスプレーを行いました

8月の様子 写真をたくさん撮りましたのでどうそ

2023年7月30日 バラ「リラ」新苗からの成長記録
2023年7月30日 上から見た様子
株元から出た新芽 大きなシュートになるか・・?
2023年8月 新芽の様子
2023年8月 葉の様子
2023年8月 新芽が育っている様子

日々ソフトピンチをしていますが株が大きくなると蕾の数も増えてきて見落とすことがしばしば。

気づいたら小さく開花していました

気づいたら咲いてしまっていた 親指サイズのバラ

小さい・・・笑

切って子供にあげたら可愛がっていました

葉が黒くなる

数か所で葉の表面が少し黒くなり、葉先がやや白っぽくなっています

葉の様子がおかしい
葉 裏面の様子も

バラでよく発生する病気「黒星病」か?と調べましたが
結論、これは「薬剤散布による薬害」と判断しました

理由①
黒くなっているところが葉の中心からぼんやり広がっている
黒星病の画像を検索すると黒い部分と緑色の部分がはっきりわかれている

理由②
葉先の白さが薬剤散布による薬害の様子と似ている

そのため日々の管理のやり方は特に変えずこのまま様子を見ることにしました
※その後、黒色の葉は広がることなかったのでやはり薬害だったと思います

葉が黄色くなる

株の下側で葉が黄色く変色してきました

2023年8月10日 葉が黄色くなった

触るとぽろと葉が取れてしまいます
一般的に水切れしていたり、肥料が不足していると葉が黄色くなるようです

ただ、私が育てている「リラ」の説明にこうありました

「下葉を落とす時もあるが、無農薬栽培でも良く育つ。」

黄色く変色した葉は株の下のほうなので、これは品種の特性なのかな?

葉焼けをしてしまって以降水やりは丁寧に行っていますし、月に1回の追肥も行っていたので
リラの特性だと判断しました
とりあえず黄色い葉は取り除きます

9月ごろ 夏剪定

9月上旬ごろ 秋の開花に向けて”夏剪定”をします

夏剪定をするメリットはこの2つ

①秋に開花するタイミングを揃える

②秋に開花したときに全体がきれいに見えるように樹形を整える

なので、してもよいし、しなくてもよいです

また、まだ成長途中で小さい株は夏剪定で葉を減らしてしまうと光合成しにくくなり成長が遅れるため
あえて夏剪定はしないて、ソフトピンチのみを続けることもあります

今回私が育てている「リラ」はここまで成長しています

2023年9月10日 バラ「リラ」新苗からの成長記録

リラの説明には「初期成育が遅いので植え付け初年度はつぼみを取り続け株の充実をはかるソフトピンチが効果的。植え付け2~3年は浅めの剪定が効果的」とありました

ということは今年の秋は開花させずにソフトピンチ繰り返したほうが良いことになります・・・
が、花を見たいので控えめ夏剪定をして少しだけ開花させてみることにしました

このように品種によって夏剪定のやり方pointなどがあるので購入した品種の情報を見てみましょう!

剪定はさみの使い方

夏剪定時の注意点

①太い茎を切るときは専用のはさみ(剪定はさみ)を使いましょう

切れ味が悪いと切ったところが痛み、病気になる可能性があります

②剪定はさみは上下がある

「切る刃」と「受ける刃」があります
切る刃を下側、受ける刃を上側にして切ります

剪定はさみの向き

控えめに夏剪定

では実際に剪定してみます

剪定前
剪定後

こんな感じで飛び出ていたところをカットしました

剪定したところ
今回控えめ夏剪定した枝

剪定後の全体の様子がこちら
少しコンパクトになりましたね

控えめ夏剪定後

夏剪定から7日後
さっそく新芽が出ていました ほっこり

剪定から7日後 もう新芽が出ました
2023年9月30日 蕾が大きくなってきました

葉に虫被害

この時期くらいから虫被害が始まりました

葉にポツポツと穴が開いています 虫に食べられたようです

薬剤スプレーは毎月おこなっていましたが、9月に土にまくタイプのベニカXガード粒状をやっていなかったからかな

すぐに薬剤散布しました

10月 ついに開花

少しずつ開花がはじまりました!

2023年10月7日 バラ「リラ」新苗からの成長記録
かわいい鉢を見つけたので鉢カバーにしました

せっかくかわいい花は咲き始めたので鉢もかわいくしたくて鉢カバーをしました

今使っている8号角深鉢がちょうど収まるサイズでぴったりです(ステップボックスGL32×32サイズ)
色合いもカタチもかわいい♡
リンク貼りましたが売り切れになることが多いです・・・
いまは小さいサイズの22×22のサイズしか販売していませんでした

まだ花弁少な目な花が多いですけどきれいな色、かわいい!
では開花の様子をどうぞ

花弁が多く、「リラ」っぽくなってきました

一番感動したのは、かおり!

わたし、じつは、バラの香りをかいだのはこれが初めてでした

ほんとにすごい香り!植物からこんなに豊かな香りがするなんて驚きです

子供もこの香りが気に入ったようでいつも2人で香りを楽しんでいます(妻は・・?笑)

(少しだけ開花させるつもりが、ついつい見惚れて開花させすぎました。みなさんご注意ください・・・)

開花したバラのドライフラワーの作り方などご紹介した記事もあります
よければこちらもどうぞ ↓

ただ、きれいに咲かない花もあります

原因は雨でしょうか、花弁に斑点のような跡がついています

虫の卵発生

トラブルです

虫のたまごがこんなにたくさん・・・・

蕾に小さい白球はついています 虫のたまご

これ、なかなかとれないんです・・・。
歯ブラシでこすってもとれませんでした

薬剤散布しすぎるのもよくなさそうなので困りましたが、
今回はこちらを使ってみました

「ベニカXナチュラルスプレー」

ベニカXナチュラルスプレー 虫のたまごに効果あるか検証

天然原料で作られていて使用回数の制限がないためどれだけかけても大丈夫!
ハーブなど食べる植物にも使用できます
効果があるのかはこれから検証してみます!

検証結果はコチラ

11月 開花と開花後の剪定

11月も引き続き開花しています

少しだけ開花させるつもりがかなり咲かせてしましました・・・

株を大きくさせるためには開花させる数をもう少し減らしたほうがよかったかもしれません

2023年11月9日 バラ「リラ」新苗からの成長記録
樹形が乱れています

開花が始まってから剪定を行っていないため樹形がかなり乱れてしまいました

花はきれいに咲いていますがこんな感じで花弁の淵が茶色く変色してしまった花がいくつかありました

雨の影響かと思います。

花が咲いた後はそのままにしておくと栄養分をたくさん使ってしまうため開花後は花のすぐ下でカットしましょう

花だけをカットして下の葉を残すことで冬までの間、さらに株を成長させます

開花直前や直後にカットしてお部屋に飾るのも良いですね♡

私も花瓶に入れて毎朝香りを楽しんでしました
花瓶にいれる場合は少し枝を長くカットしました

バラをお部屋に飾りました

ドライフラワー こんな感じになりました

バラ(リラ)のドライフラワー

12月の様子

全体の雰囲気はこんな感じ

途中から樹形の管理をおこたってしまったので少し乱れていますね

来年の春はもう少し気にしています

こうやって少し遠めに見ると、鉢カバーかわいい♡

これはおすすめです

2023年12月9日 バラ「リラ」新苗からの成長記録
上からみるとこんな感じ

使った鉢はこちら「ステップボックスGL 32×32」
リンク貼りましたが売り切れになることが多いです・・・
いまは小さいサイズの22×22のサイズしか販売していませんでした

株元の様子

今年最後の開花になりそうです

今年最後のつぼみ 3つ
いいかおり・・・また来年の春に楽しませてください

ちなみに・・・・

樹形の管理を少しおこたってしまい乱れた枝、強風でかなり揺れてて折れるのが心配だったので
麻紐でくくってみました。

両側への垂れ下がりが減りなんとなくまとまりました

麻紐でくくってまとめました

1月 バラの冬剪定

冬になりバラは休眠期に入ります
この休眠期の間に冬剪定を行いましょう

剪定する理由はこの通りです

・ 好きな樹形に整えらえる
・ きれいな花を咲かせられる

細い枝より太くて元気な枝のほうが大きくてきれいな花が咲いてくれます
春の開花時にどんな雰囲気に咲かせたいか想像しながら切っていきましょう♪

冬剪定の基本的なやり方はこちら

① だいたい半分くらいの高さに切る
② 葉を全部とる
③ 細い枝、枯れた枝などをとる
④ 全体のバランスを調整する

あとはバラの品種によって剪定にポイントがありますので確認しておきましょう

今回育てているバラのリラは「植え付け2~3年は浅めの剪定」が良いそうなので全体の2/3程度の剪定に抑えておこうと思いましたが・・・初めの剪定、ついつい切りすぎて半分くらいになってしまいました・・・。まぁ大丈夫だとは思いますが・・・。

では、順番に実際にやった剪定方法をご紹介していきます!

1月14日 木立樹形リラの冬剪定をおこないました

剪定前の様子はこちら

バラ(リラ) 剪定前の様子①
バラ(リラ) 剪定前の様子②

まだまだ葉がたくさん残っていますが、所々黄色くなっています

葉の表面もよくみるとくすんできています

冬剪定時の葉、茎の様子

それでは剪定していきます

まずは軽くざっくりと切りました

冬剪定 軽く切った様子①

横から見た感じ

冬剪定 軽く切った様子②

なんとなくよさそうな感じですね!

剪定はさみはこちらを使用しています

剪定はさみは向きがあるので注意してくださいね!

正しく使えば剪定した茎の断面もきれいですね

剪定した茎の断面

葉の向きが違っていたり、刃が悪いと茎の断面がつぶれて病気になりやすくなるため気を付けましょう

次に葉をとります

葉は下に引くだけで簡単に取れます

葉の取り方 ②下に引くととれる

すべての葉をとるととこんな感じ

冬剪定 葉をとった様子

枝が良く見えますね

枝の様子

ここから細い枝や枯れている枝を剪定していきます

切り戻す茎の太さの目安はバラの品種(花径)によってかわります

・大輪:鉛筆の太さ
・中輪:割りばしの太さ
・小輪:つまようじの太さ

※あくまでも「目安」です!忠実にやりすぎると私のように切りすぎてしまいます・・・笑

今回育てているバラ「リラ」は中輪なので、割りばしの太さを目安に切り戻します

切り戻したすぐ下の節から芽が出てきますので成長したときの雰囲気を想像しながらバランスを調整しましょう♪

はい、どん!

冬剪定後の様子①

少し浅めの剪定をしようとしていたのに、、、ついつい切りすぎてしまいました・・・

まぁしょうがない!これくらい大丈夫でしょう!

向きをかえるとこんな感じ

冬剪定後の様子②

後ろ側をやや高め、手前側をやや低くなるように整えました

ここからどんなふうに成長するか楽しみです☆

自分の想像通りいくのか・・・・!?

また春に続きを掲載していきますね

まとめ

新苗から開花までの作業をまとめてみました

約1年育ててみた感想は

病気などのトラブルがあまりなく順調に育てれたおかげで育成に多くの時間をとられることなく、楽しく育てられたなと思います
(そう思うと病気に強い品種ってほんとにありがたいですね)

新苗からの成長速度も速く、毎月植物の変化も楽しむことができました

特に開花後からは子供の一緒に楽しみ、ときめくガーデニングができた♡と思っています

今回は、木立樹形の新苗を育てましたが次はほかの樹形にもチャレンジしてみようと思います

そのときはまた、記録を記事にしますね!

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

この記事が少しでもあなたのガーデニングのお役にたってもらえたら幸いです

これからも一緒にガーデニングでときめいていきましょう!

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この記事を書いた人

ほんの小さなお庭でせっせと草花を育てて日々ときめいているガーデナー
育てている草花の育成記録をたくさんの写真を使ってご紹介しています
基本の育て方から実際の状況までみなさんのお役に立てる情報を掲載します!

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